やさしさを詰めた、野菜のごちそう備蓄



もしものとき、心も体も支えてくれるのが「食べること」。
けれど災害時の食事は、どうしても主食が中心になり、野菜不足になりがちです。そんな不安にそっと寄り添うのが、“温めずそのまま食べられる野菜のごちそう缶詰”。
栄養だけでなく、ほっとするおいしさまで大切にしているところに、このプロジェクトのやさしい想いが感じられます。非常時だからこそ、ひとくちで安心できる味がある――それは、心の支えにもつながる大切な備え。日常にも取り入れたくなるような「おいしい非常食」という発想が、とても魅力的です。

さらに素敵なのは、地元の未利用農産物を活かして作られていること。まだ食べられるのに活用されていなかった野菜たちが、やさしい一缶へと生まれ変わり、地域の恵みとして未来を支えます。食材を無駄にせず、地域の農家さんや生産者さんにも光が届く循環は、まさに“おいしさとやさしさの共存”。備蓄でありながら、地域を応援できるという温かい仕組みに、思わず心がほっこりします。

この挑戦は、ただの非常食づくりではありません。
「安心」と「笑顔」を未来へ届けたいという、まっすぐな願いのかたちです。普段の食卓にも、もしもの備えにも寄り添う“野菜のごちそう缶詰”が広がれば、災害時の食事の景色はきっとやさしく変わっていくはず。
2ndGOALに向かって歩むこのプロジェクトを、応援する一歩が誰かの安心につながります。
小さな支援が、大きな備えに。やさしさをぎゅっと詰めた一缶が、未来の誰かの笑顔を守ってくれますように。

ご提案者さん:どっこいしょ

やさしい笑顔で畑に立ち、土の声に耳をすませながら、人と食の未来をそっとつないでいく——
そんなあたたかな想いを胸に活動されているのが、80831を立ち上げた提案者さんです。

大阪府立大学大学院(現・大阪公立大学大学院)農学生命科学研究科を修了後、平成17年に大阪府へ入庁。農業普及指導員として17年間、現場に寄り添い続けてこられました。農業経営の改善や地域活性化の企画・提案、そして実現までの丁寧な伴走支援。農家さん一人ひとりの想いに向き合いながら、まるで家族のように地域を支えてきた存在です。

その後は民間企業の地域デザイン部プロデューサーとして、オーガニック農産物や食品の販売、食や健康をテーマにしたWEB講座、体験企画、フリーペーパーの発行など、多彩な取り組みに挑戦。食の楽しさや大切さを、やわらかく、わかりやすく届けてこられました。

そして令和5年、オーガニック農産物の販売事業を承継し「80831」を開業。
「畑と食卓をつなぐ農業のエバンジェリスト」として、生産者のこだわりや農産物の価値、農業のしくみを、直接消費者へやさしく伝える活動を続けています。
一つひとつの農産物の背景にある物語まで大切に届ける姿勢は、多くの人の心をふんわりとあたためています。

さらに、桃山学院大学ビジネスデザイン学部では非常勤講師としても活躍。次世代へ知識と経験を分かち合いながら、食と地域の未来を育てる種まきもされています。

長年の現場経験に裏打ちされた確かな専門性と、ほっこりするようなお人柄なんだとか。
生産者にも、消費者にも、そっと寄り添いながら「食の価値」をやさしく広げていくその姿は、まさに信頼とぬくもりの架け橋のような存在です。
この方が届けようとしているのは、ただの農産物ではなく、“想いごと味わえるしあわせな食卓”なのかもしれません。